特徴
乾式分級機の限界まではこの分級機で実現できる
- サブミクロン領域での分級が可能。
- 細粉側の最大粒子径が非常に小さい。
- 分級点の調整が簡単(0.5~10μm)。
- 構造がシンプルで、メンテナンス性が高い。
原理
本モデルは、特殊な供給方法と分級ゾーン形状を採用することにより、サブミクロン領域での分級が可能にした分級装置です。
①凝集状態の原料は、分級ゾーンに入る前に再度分散力と旋回力を与えられ(完全分散状態)で分級ゾーンへ導入されます。
②分級ゾーン内の流れは、ガイドベーンから流入した気流が、上部壁面に沿って旋回上昇し頂点部で反転下降流となって中心より排気されます。
③この下降流域は分級ゾーン内の最大旋回速度領域であり、導入された原料はすぐに強力な遠心力を受けます。また旋回下降時に粗粉は分離され、上部壁面の旋回上昇気流により再度円錐頂点部に運ばれ、最大旋回速度領域を繰り返し通過します。
④微粉は気流とともにバグフィルタへ、粗粉はガイドベーン下のスリットより下部ホッパーで回収されます。
用途
二次電池材料、ニッケル・チタン酸バリウム・セラミックス・樹脂・金属・ガラス・医薬品・顔料・塗料・黒鉛・トナー・粉体塗料・その他有機、無機粉体全般のなどの超微粉分級。
仕様
Model | Compressed Air
Consumption |
Classifying air | Power of blower | Weight |
---|---|---|---|---|
m3/min | m3/min | kw | kg | |
MP-150 | 0.06 | 1.5 | 3.7 | 13 |
MP-250 | 0.28 | 8 | 7.5 | 60 |
MP-360 | 0.96 | 15 | 30.0 | 120 |
MP-460 | 2.16 | 30 | 55.0 | 160 |
MP-600 | 3.11 | 60 | 132.0 | 650 |