特徴
本装置は、セラミックスグリーンシートの研究開発用として、各研究機関や大学、民間企業において数多く使用されています。
また、最近では、塗料、薬品、接着剤、プラスチック、複合材料、薄膜などの塗工用にも利用されます。取り扱いや洗浄が簡単。簡易式の卓上タイプから長さ数メートルのクローズド乾燥ゾーンの実験設備まで対応できます。また、フィルムのローラー圧送方式や、巻き出し/巻き取り方式を選択でき、乾燥熱風ゾーンもオプションとして任意の長さに設定できます。
原理
ダムに溜まったスラリーは平行刃により調整可能な隙間から流出し、移動しているフィルムの上でグリーンシートが成形されます。 | |
仕様
基本仕様
型 式 | DP-150 | DP-300 |
---|---|---|
グリーンシート仕上寸法 | 厚さ30um~1.5mm、巾150mm、 長さ800mm |
厚さ30um~1.5mm、巾300mm、 長さ800mm |
シート成形用フィルム | シート成形用フィルム | 厚さ100um、巾350mm |
フィルム搬送方式 | 接触式フィルム搬送ローラー機構 | 接触式フィルム搬送ローラー機構 |
塗布方式 | ドクターブレード方式 | ドクターブレード方式 |
フィルム移動速度 | 0.1~0.8m/分(無段可変) | 0.1~0.8m/分(無段可変) |
電源 | AC 1相100V、25W | AC 1相100V、25W |
外寸法mm | 1400mmL x 260mmW | 1400mmL x 420mmW |
カスタム仕様
クローズド・クリーン乾燥ゾーン+フィルム巻取/巻出仕様(DRPTC-150)の参考例
DRPTC-150構造原理図
ダムに溜まったスラリーは平行刃により調整可能な隙間から流出し、巻き取り機構により搬送移動されているフィルムの上でグリーンシートが成形されます。ブロワーからの送風はHEPAフィルターでろ過され、ヒータにより熱風になり、搬送台下部のラバーシートの発熱とともにグリーンシートを乾燥させます。
カスタム仕様例
型 式 | DRPTC-150 |
---|---|
グリーンシート仕上げ寸法 | 厚さ30um~1.5mm、巾150mm |
シート成形用フィルム | 厚さ100um、巾199mm |
フィルム搬送方式 | ロール to ロール |
塗布方式 | ドクターブレード方式 |
フィルム移動速度 | 0.1~0.8m/分(無段可変) |
フィルム紙管軸径 | 内径3インチ |
乾燥ゾーン | 長さ2m、ケーシング付き |
乾燥方式(搬送レール) | シリコンラバーヒーター。温度制御可 |
乾燥方式(ケーシング内) | HEPAフィルター付き熱風発生装置、温度制御可 |
電源 | AC 3相200V、10kVA |
圧縮空気 | 0.5MPa |
外寸法mm | 3550L x 1000W x 1050H |
- グリーンシートを長く仕上げるために、ブレード部と巻き取り装置を分離して中間
ベースを任意の長さに設定でき、フィルム巻取式ドクターブレード装置も制作できます。 - 乾燥熱風オプション:乾燥ゾーン有り無し。有りの場合オープン乾燥やクローズド乾燥、
またはクリーン熱風(HEPAフィルター)の追加も可能です。