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排気燃焼炉付脱脂炉

排気燃焼炉付脱脂炉

特徴

脱脂後の有毒ガス(バインダー)を完全燃焼、無煙、無臭化を実現できる脱脂炉です(特許取得済み)。脱脂炉で気化されたバインダーと空気の混合気流は、燃焼炉の特殊加熱構造炉内を混合気体が流速調整され完全燃焼温度800℃に加熱されます。バインダーは完全燃焼して無煙、無臭化し、排気は機外の空気と混合し冷却されて、40~100℃の温度幅のあいだで放出されます。

  • 使用温度:脱脂炉:600℃max 燃焼炉:800℃max
  • 加熱方式:脱脂炉:全排気型熱風加熱方式、燃焼炉:窒素ガス対応時循環方式

 

原理

本脱脂炉の構造と原理説明:

    1. 大気吸気口:底部からエアーが吸い込みます。
    2. ヒータユニット:PID制御によりヒーター温度をコントロールします。
    3. プロペラファン:インバーター制御により攪拌する事で温度分布を均一にします。
    4. 排気燃焼炉:脱脂炉から排出されたバインダー含有のガスは、長い配管で滞留蛇行し、800℃高温により完全燃焼され無煙・無臭化になります。
    5. 降温排気筒:燃焼温度800℃のガスを機外の空気と混合して100℃に温度を下げる装置です。
    6. シロッコファン:このファンは下部方向から排気を吸い込み横から吐き出します。
    7. 正面扉:断熱構造で、ワークや棚板の出し入れをする際に開閉します。
    8. 爆発放散安全扉:脱脂炉で内装内で点火して爆発要因になるため圧力生じた場合、扉が開かれ、内部圧を放散させます。
      また、爆発する要因は、処理物の過大処理、吸気ダンパーが閉まっている、排気処理がされていないや不明物の処理などが挙げられています。

 

用途

セラミックグリーン体成形品の脱脂工程

 

仕様例

型式 器内寸法

cm

脱脂炉温度 燃焼炉温度 脱脂炉ヒータ

容量

燃焼炉ヒーター

容量

電動機 排気ブロワー 最大消費電力
EC-50 W50xH50xD50 100℃~600℃ 800℃max 15.0Kw 12.0Kw 0.4Kw 0.75Kw 35.0Kw
EC-60 W60xH60xD60 100℃~600℃ 800℃max 16.0Kw 12.0Kw 0.4Kw 0.75Kw  35.0Kw
EC-80 W80xH80xD80 100℃~600℃ 800℃max 18.0Kw 15.0Kw  0.4Kw 0.75Kw 35.0Kw

 

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